ユキトド+どくびし

BW最後の時期なので紹介程度に。追記していくかもしれません


ポケモン 持ち物 技1 技2 技3 技4 特性
ユキノオー 気合いの襷 吹雪 氷の礫 草結び 守る 雪ふらし
トドゼルガ たべのこし 吹雪 絶対零度 身代わり 守る アイスボディ
ドククラゲ 黒いヘドロ 毒菱 アシッドボム 神秘の守り 守る ヘドロ液
カポエラー 格闘ジュエル 猫騙 インファイト マッハパンチ ワイドガード 威嚇
ガブリアス 拘り鉢巻き 岩雪崩 ドラゴンクロー 噛み砕く 瓦割 砂隠れ
クレセリア オボンの実 手助け サイコショック 冷凍ビーム トリックルーム 浮遊


ドククラゲが毒菱撒いてトドが無限するだけで大半のパーティに勝てます

最高レート1923、大会でも優勝したことあるのでそれなりに強いです

ただ耐久よりのパーティなので不意の急所で落ちることは少ないのですが他のパーティよりも厳しい状況になりやすいってのはあります

以下パーティ解説と個別解説


【パーティ解説】


従来のユキトドは火力や耐久も中途半端で物足りない感があった

その弱点を挙げていくと

・吹雪読みで天候ポケモンキュウコンニョロトノ、バンギ)を出されるとほぼ無償で天候を変えられてしまう

・霰ダメが1/16と処理速度が遅いため、勝ちパターンである残り一匹からのトドゼルガ無双も相手が複数残っている場合は非常に難しい

・全体的に中速で固まってしまうことが多いのにSギミックを入れるのが非常に難しい(理由としてS操作をするポケモンは火力が低いか耐久が低いかのどちらかなので前者は相手の頭数を減らすことができず、後者は安定性に欠けることがあげられる)

これらの弱点は致命的でありユキトドの勝率を大きく下げている一因であるのは明らかであった


そこで今回注目したのが毒菱である

毒菱は相手の飛行、浮遊、鋼、毒以外のポケモンが場に出た時全て毒状態にする技である
永続的に発動しトリプルのようなポケモンの数が多いルールではこの技は大きな効果を発揮する

解除方法は高速スピン、霧払い、浮いていない毒ポケモンを場に出すことの3つの方法がある
ただ高速スピンや霧払いを採用するような構築は限りなく0に近くこれらの技で解除されることはまずないであろう
また浮いていない毒ポケモンでメジャーなのはモロバレルドクロッグぐらいしかいない為ほとんど毒菱が解除されることは無い(モロバレルドクロッグの対処については後述する)

この為ほとんどのパーティに対して毒菱が解除されることはなく一度打つだけで試合終盤まで毒菱の効果は発揮されること多い


以上の事を頭に置いて今度は毒という状態異常について見ていく

毒は毎ターン1/8のダメージを与える状態異常である
一度毒になってしまったポケモンは居座っても交換出しをしてもそのターンの終了時には体力の1/8を削られる。当たり前だがポケモンの耐久が低いほど、そのポケモンの交換出しできる回数は少なくなる。つまり毒菱は相手のポケモンの交換出しする機会を多少は減らしてくれることになる
これは相手の天候変化ポケモン(バンギ、ニョロトノキュウコン)やカポエラー等交換出しすることによって力を発揮するポケモンに大きく刺さる。またこれらのポケモンは耐久が高いことが多く毒のような定数ダメージは貴重なダメージ源となることが多い

そして今回使用するパーティは霰パなので上手く天候が取れれば霰ダメージ(1/16)+毒のダメージ(1/8)=3/16ダメージ、つまり相手のポケモンの体力毎ターン約2割削ることが出来る
これにより終盤相手の体力が4割以下であればどんなに不利な対面でも2連守るにより勝率50%に持ち込ませることが可能である

毒菱のおかげで今までのユキトドと比べ段違いに頭数を減らすのが早くなり天候を維持するのが比較的容易になった。そのためこのパーティの勝ちパターンである無限トドからの無双が決めやすくなったのである

また毒菱による火力増強により火力不足が気にならなくなったのでSを操作するギミックを持つ高耐久のポケモンを自然に採用することが可能になった。これによりS操作のない中速パーティという弱点を克服することが出来た

【個別解説】

ポケモン ユキノオー
実数値 197-113-95-158-105-58
努力値 H252 A4 C252


○C
C156吹雪(ダブルダメージ)
156-130ラティオス 122〜140ダメージ



C156草結び
207-120砂嵐バンギラス 120〜140ダメージ
196-131ニョロトノ  84〜98ダメージ 乱数2発(0.3%) 霰ダメ1回で乱数2発(63.7%) 毒1回or霰ダメ2回で乱数2発(89.4%)


○A
183-115ガブリアス 96〜112ダメージ
156-100ラティオス 50〜56ダメージ


トドゼルガの相棒


主な仕事は4つ。天候霰を取ることで相手の天候パの火力を下げること、霰ダメージを与えること、無限トドサポート、霰による相手の素早さ確認


攻撃範囲が氷、草と広く、特に吹雪が半減である水タイプに有効打をもっている
対雨パ戦での繰り出し性能も高く天候を奪い返しやすい
ユキノオー自身の対雨性能が高く、また毒菱が雨パには良く刺さるため、トリプルで多い雨パを強烈にメタっている

今回のパーティはトリルを貼ってユキノオーに相手のポケモンを一掃してもらうというよりは、より確実に生き残って欲しいと思い気合いの襷を採用した。パーティの特性上毒菱や天候ダメージ等により火力を底上げしなくても倒せる範囲は多いと判断

またこういう受け身型のパーティを使うとどうしても被弾数が上がるため不意の急所を喰らうことが多い。不意の急所でユキノオーを失うとパーティのコンセプト上負ける可能性が非常に高いためそれを防ぐ意味合いもある

技についてだが吹雪、氷の礫、守るに関してはテンプレ通りなので問題ないだろう
草技はギガドレインではなく草結びを採用した
やはり天候を変えてきて自身も決定力を持っているバンギラスを早く処理したいというのが大きい
加えてこのパーティは火力が低いのが揃っているため、零度スイクントドゼルガを早期に処理したいからというのもある
ロトムに打点が無くなってしまうが、水ロトムは耐久がそこまで高いわけでなく押し切れると判断した

ポケモン トドゼルガ
実数値 213-x-114-116-156-86
努力値 H220 B28 C4 D252 S4

B
151以下の一致インファイト耐え



D
194サザンドラ眼鏡流星群1.5を霰込みで確定耐え
177ボルトロスのジュエル10万ボルト最高乱数以外耐え
182ラティオスの珠手助け流星群耐え

161キングドラの雨珠濁流を身代わりが確定耐え(42〜49ダメージ)
150ブルンゲルシャドーボールを身代わりが確定耐え

182ラティオスの珠流星群を受けた後に身代わりが張れる
194ボルトロスの10万ボルトを受けた後に身代わりが張れる
206以下の拘り眼鏡一致120技を受けた後に身代わりが張れる

C116吹雪
ラティオスに92〜110ダメージ


くさむすび、けたぐりの威力100



あまりに耐久が高いため強さを語ろうとしても冗長になりやすく上手くまとめられなかった
被ダメ計算を見てほしい
この耐久をみれば、無限トドが成功しやすいのはわかってもらえるはず

また定数ダメージで鬼門の高耐久眠る持ちに強い絶対零度を自然と採用できるのも強みである

他の天候エース(ドリュウズ、グドラ、グレイシア)と違い圧倒的に対応範囲が広いので凄く使いやすかった
天候エースで一番実力高いと思っている


ポケモン ドククラゲ
実数値 187-x-117-100-155-120
努力値 H252 B252 D4

B
205ドリュウズのジュエル地震を威嚇込みで確定耐え
182ラティオスサイコショック 確定耐え

D
194サンダーの10万ボルト 確定耐え
172FCロトムの雷 確定耐え
182ラティオスの珠サイキネ 15/16耐え


自慢の耐久により晴れ、雨、霰、砂どの天候パ相手でも安定して毒菱を打つことが出来る
優れた耐性と高い耐久が霰と毒に上手くマッチしているのも強い
パーティ全体として状態異常に弱いので神秘の守りを採用した

ポケモン カポエラー
実数値 135-137-96-x-131-134
努力値 H76 A172 B4 D4 S252

A137インファイト
207-133ヨプバンギラスを格闘ジュエル込みで確定1発

A137マッハパンチ
207-133バンギラスを手助け+格闘ジュエルで確定1発


A137
S 最速

説明不要と言っても過言ではない最メジャーポケモン
パーティ全体として苦手なバンギ+ドリュウズを技4つと威嚇でひたすらメタる

ポケモン クレセリア
実数値 222-x-159-99-181-81
努力値 H212 B148 C28 D116


181テラキオン(+5)の岩のジュエル岩雪崩ダブルダメージ 15/16耐え
204バンギラスの悪のジュエル噛み砕く 確定耐え 砂嵐ダメ込みで11/16耐え
204バンギラスの黒い鉄球投げつける 14/16耐え



怒りの前歯+216シャンデラシャドーボールをオボン込みで確定耐え
177サザンドラの拘り眼鏡+手助け悪の波動 9/16耐え
194サザンドラの拘り眼鏡+手助け悪の波動 2/16耐え


C99サイコショック
157-115カポエラー 80〜94ダメージ 確定2発
190-85ドクロッグ 確定1発


C99冷凍ビーム
156-130ラティオス 56〜66ダメージ 確定3発
トドゼルガの吹雪が加わると乱数1発(85.1%)霰ダメ1回込みで確定1発)


HP16n-2


対雨パでは毒菱をいかに撒くか重要となるため、相手にドクロッグがいる場合最優先で処理させる

HP224にしてオボンの実の回復量を1増やすよりも複数回受ける天候ダメージを減らした方が耐久が高くなるので今回222にした
HPを偶数にしたのは怒りの前歯+何らかの攻撃で出落ちを防ぐためである

手助けにより足りなくなりがちなこのパーティの火力をサポート

相手のポケモンを見ながらトリックルームをするか決める
(こちらのポケモンは早くも遅くもないため)

ポケモン ガブリアス
実数値 183-182-115-x-106-169
努力値 A252 D4 S252


○A
182岩雪崩(ダブルダメージ)
197-110サンダー 110〜130ダメージ 確定2発
197-95ユキノオー 122〜144ダメージ 確定2発


182岩雪崩(-1)(ダブルダメージ)
171-70ボーマンダ 78〜92ダメージ 確定2発


182噛み砕く
207-90ブルンゲルに182〜216ダメージ 乱数1発 4/16 霰ダメ1回込みで11/16
167-110シャンデラに150〜178ダメージ 乱数1発 6/16 霰ダメ1回込みで12/16
223-142クレセリアに113〜138ダメージ 確定2発
223-172クレセリアに96〜114ダメージ 乱数2発(3.1%)霰ダメ1回込みで乱数2発(50.8%)


182ドラクロ(-1)
157-115カポエラー 72〜85ダメージ 乱数2発(50.8%) 霰ダメ1回込みで乱数2発(94.9%)


182瓦割
207-133バンギラス 確定1発
185-80ドリュウズ 確定1発


エースその2
霰パが苦手であるバンギラスドリュウズグロス、炎(シャンデラヒードランウルガ)を同時に見ることが出来るポケモン

ただカポエラーが非常に多いトリプルではどうしてもギミック等が無いと物理は火力不足に陥ってしまいがちである。そこを拘り鉢巻きでカバーする
威嚇が入ることによってアイテム無しのガブリアスと同等ということになってしまうがA130族なのでそこまで火力不足を感じさせないのが偉い

技採用についてだが浮いているポケモンが味方にクレセリアしかおらず、トドが無限パターンに入ろうとしている時に邪魔をする可能性が高いので今回は地震の採用を見送った
打ちたい時に打てず腐る場面が多いのが目に見えていたからだ

相手の場にバンギとカポが並んでいる時カポがワイドガードをしてバンギが動くことが多いので、瓦割でバンギを倒す機会は意外に多かった

S102族と早いため相手のmoveを考慮せずに攻撃できることが多いのも強みである